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SNAPSHOT 2026-10-28 18:03 JST

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📡 Signal|Circle と ACI、コロンビアで USDC 決済の実証

ACI Worldwide と Circle が、銀行の既存の決済基盤に USDC 決済を組み込む実証をコロンビアで行うと発表。即時決済網 Bre-B と並走させる。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Circle と ACI、コロンビアで USDC 決済の実証

決済ソフト大手の米 ACI Worldwide と、ドル建てステーブルコイン USDC の発行体 Circle は10月27日、銀行がすでに使っている決済の仕組みに USDC での決済を組み込めることを示す協業を発表した。最初の舞台はコロンビアで、ACI が中核の基盤を作った同国の即時決済網「Bre-B」と並べて、USDC がどう働くかを実証する。

ステーブルコインを銀行に届ける経路が、新しいアプリではなく、銀行の決済処理を束ねる裏方のソフトに引かれ始めた。ACI の基盤に USDC の決済が載れば、銀行は今の業務の流れを大きく変えずに、デジタルのドルでの決済を試せる。初期報は28日の 速報 で伝えた。

実証の中身

両社の発表によると、実証は ACI の決済基盤「ACI Connetic」と Circle の USDC のインフラを組み合わせる。ACI Connetic は、口座振替や送金といった従来型の決済、カード決済、デジタル資産を1つのクラウドの基盤で扱う、決済の「交通整理」役のソフトだ。

発表は、金融機関の関心が技術そのものから実装の段階へ移っていると書く。デジタルのドルが既存の決済の経路や資金管理、ガバナンス、決済の手順とどう並んで動くかを、金融機関が慣れた運用の環境の中で評価できるようにするのが狙いだという。

ACI で口座間決済を統括するクレイグ・ラムジー氏は「ステーブルコインをめぐる議論は、可能性から実用へと移っている」と述べた。Circle の最高商務責任者カシュ・ラザギ氏は、中南米の金融機関が、すでに使っているインフラの中でステーブルコインがどう決済を支えられるかに目を向けていると語った。

なぜコロンビアなのか

コロンビアの中央銀行 (Banco de la República) は2023年12月、即時決済の相互運用の仕組みを担う技術の提供者として ACI を選んだ。今回の発表によると、ACI は同国の即時決済網 Bre-B を動かす中核の基盤を作った。Bre-B は、異なる銀行や決済事業者の利用者の間で、口座から口座へ即時に送金できるようにする国の仕組みだ。

ACI にとってコロンビアは、国の決済の中枢を自社で組んだ市場で、既存の網とステーブルコインの並走を見せるには最も条件のそろった場所になる。発表は、USDC が Bre-B を補い、複数の決済の経路が併存する仕組みを目指すと書いている。

まだ決まっていないこと

発表は実証の枠組みを示しただけで、参加する金融機関の名前、開始と終了の時期、Bre-B と USDC を実際にどうつなぐかの手順は書いていない。両社とも、Bre-B に USDC の決済の接続を本番で設けるとは言っていない。

ACI は、この基盤は USDC と Circle のインフラを使うものの、ほかの決済網やデジタル資産の提供者、将来の決済の形にも対応すると付け加えている。ACI が押さえようとしているのは、USDC に限らないステーブルコイン全般の入り口だ。銀行がどのステーブルコインを選ぶかより先に、どの裏方を通すかが決まっていく。

次に見るもの

確認できる次の一点は、実証に参加する金融機関の発表だ。ACI Worldwide の投資家向けサイトのニュースリリースと Circle の公式 X に、コロンビアの銀行の名前と実証の開始時期が出るかを見る。Bre-B 側の当局であるコロンビア中央銀行がこの実証に触れるかどうかも、ステーブルコインが国の決済網に近づく度合いを測る目安になる。

ことば

  • Bre-B — コロンビアの即時決済網。中央銀行が運営する相互運用の仕組みを ACI の技術で作り、異なる銀行や決済事業者の口座の間で即時に送金できる。ブラジルの Pix と同じ型の、国の口座間決済の基盤だ。
  • 決済オーケストレーション — 銀行や事業者が使う複数の決済手段 (口座振替・カード・送金など) を1つの基盤から振り分けて処理する仕組み。ACI Connetic はこの種のソフトで、ここに USDC を加えると、銀行は既存の流れのままステーブルコインでの決済を選べるようになる。

🔗 一次ソース

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