SNAPSHOT
BTC/USD$81,475+2.0%
ETH/USD$2,369.50+2.5%
Coinbase(perp)$159.34-0.1%
S&P 500(perp)7,725.50+0.7%
米テック100(perp)29,769.00+1.7%
日経225(perp)64,157+1.0%
EUR/USD(perp)1.1127-0.3%
USD/JPY(perp)157.670+0.0%
Gold(perp)$4,053.70+1.4%
WTI(perp)$101.69-0.6%
米10年金利4.99%-0.2%
BTCボラティリティ(BVIV)39.53-1.9%
審査状態: auto_collectedソース: collected_liveas-of 18:03 JSTパケットID: alt20_2026102818トップの市場価格は Hyperliquid 上の先物(perp)価格です(米10年金利は米財務省)
SNAPSHOT 2026-10-28 18:03 JST

Signal

📡 Signal|Moody's、Ripple の RLUSD に A2 格付け

Moody's が RLUSD に長期 A2・短期 P-1 を付与。準備金の大半が短期の米国の政府資産と現金で、主に BNY に預けられている点を評価した。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Moody's、Ripple の RLUSD に A2 格付け

格付け会社の Moody's が、Ripple のドル建てステーブルコイン RLUSD に長期 A2、短期 P-1 の格付けを付けた。Ripple でステーブルコインを統括するジャック・マクドナルド上級副社長が10月28日 (日本時間) に公式 X で明らかにし、The Block などが Moody's の発表の内容を伝えている。

報道によれば、Moody's は準備金の大半が短期の米国債などの政府資産と現金で、主に BNY に預けられている点を評価した。2日前には Ripple が米通貨監督庁 (OCC) から信託銀行の最終承認を得ており、RLUSD は銀行の監督と信用格付けという、伝統的な金融の2つの物差しを同じ週に手に入れた。初期報は28日の 速報 で伝えた。

A2 と P-1 の位置

Moody's の長期の格付けは Aaa を最上位に、Aa、A、Baa と続き、Baa3 までが投資適格とされる。A2 は上から6番目の段で、投資適格の中位にあたる。短期の P-1 は短期の格付けで最も高い段だ。マクドナルド氏は X で、P-1 は Moody's の新しいステーブルコインの枠組みで付けうる最も高い短期の格付けだとし、RLUSD は Moody's から投資適格の格付けを得た初めてのステーブルコインだと書いている。「初めて」は Ripple 側の説明で、Moody's が同じ表現を使ったかは確認できていない。

The Block によると、格付けは Moody's が2026年3月に公表したステーブルコインの評価手法にもとづく。報道では、格付けの対象は Ripple のニューヨーク州の監督下にある子会社 Standard Custody & Trust Company が発行する RLUSD で、発行額は約25億ドルとされる。

Moody's が見たもの

The Block が引用する Moody's の評価の要点は3つある。

  • 準備金は、流動性の高い短期の米国の政府資産と現金が大半を占める
  • 準備金の大半は BNY (Moody's の格付けは Aa1) に預けられ、一部はほかの保管機関にある
  • 準備金の目標は発行額の103%で、今回の格付けに必要な水準を上回る

格下げにつながりうる要因として Moody's は、準備資産の信用力や時価の低下、準備金の比率の低下、流動性や償還の力の弱まりを挙げたという。裏を返せば、格付けが見ているのは準備金の中身と、それをすぐ現金に戻せるかどうかだ。

格付けが変えるもの、変えないもの

信用格付けは、企業の財務部門や運用会社が資金の置き場所を選ぶときに使う共通の物差しだ。投資の規程で「A 格以上」といった条件を持つ機関にとって、格付けのないステーブルコインはそもそも検討の対象に入りにくい。A2 という数字が付いたことで、RLUSD は社債や預金と同じ表の上で比べられるようになった。

一方で、格付けは1ドルでの償還やペッグを保証するものではない。格付けは準備金の質と償還の力を評価した時点の見立てで、準備金の運用や比率が変われば見直される。同じ週に OCC の承認で準備金の管理の側に連邦の監督が加わり、格付けで評価の側に外部の物差しが加わった。ステーブルコインが伝統的な金融の信用の仕組みに組み込まれていく流れが、1つの銘柄の上で目に見える形になった。

OCC の承認は27日の 記事、BNY と Robinhood との提携は28日の 記事 で伝えた。

次に見るもの

確認できる次の一点は、RLUSD の毎月の準備金の報告だ。Ripple が毎月公表している準備金の証明報告で、準備金の比率が Moody's の評価の前提である103%の目標を保っているか、BNY 以外の保管先の比率がどう動くかを見る。ほかの大手ステーブルコインの発行体が同じ評価手法で格付けを取りにいくかどうかも、Moody's の格付けの発表の欄で追える。

ことば

  • 投資適格 — 格付け会社が、元本や利息の支払いの確実性が比較的高いと評価した段。Moody's では Baa3 以上を指し、多くの機関投資家の運用規程が投資の条件にしている。
  • RLUSD — Ripple のドル建てステーブルコイン。2024年12月に発行が始まり、ニューヨーク州の監督下の子会社が XRP Ledger と Ethereum の上で発行している。

🔗 一次ソース

関連記事