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SNAPSHOT 2026-10-28 18:03 JST

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📡 Signal|Robinhood、7〜9月期の予測市場の売上が暗号資産を上回る

事象契約の売上が1億7,300万ドルと6倍超、55%減の暗号資産1億2,000万ドルを上回った。取引連動の売上の2番目の柱に。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|Robinhood、7〜9月期の予測市場の売上が暗号資産を上回る

米証券アプリの Robinhood が10月27日に発表した2026年7〜9月期決算で、予測市場の事象契約 (イベント契約) の売上が1億7,300万ドルとなり、前年同期の6倍を超えた。同じ期間の暗号資産の売上は55%減の1億2,000万ドルで、事象契約が暗号資産を上回った。

取引に連動する売上 (8億6,700万ドル) の中で、事象契約はオプションに次ぐ2番目の柱になった。暗号資産の売買で伸びてきた会社の稼ぎ頭が、相場の上げ下げそのものではなく「出来事の結果」に賭ける契約へ移りつつある。初期報は28日の 速報 で伝えた。

取引の売上、4本の柱の並び

決算の発表文が挙げる7〜9月期の取引に連動する売上の内訳は次のとおりだ。

  • オプション: 3億9,900万ドル (前年同期比31%増)
  • 事象契約: 1億7,300万ドル (6倍超)
  • 株式: 1億2,100万ドル (41%増)
  • 暗号資産: 1億2,000万ドル (55%減)

総売上は12%増の14億2,000万ドルで過去最高だった。取引に連動する売上は19%増えたが、その伸びの大半を事象契約とオプションが担い、暗号資産が足を引っ張った形だ。

数量で見るとさらに差が大きい。事象契約の売買数は7倍超の164億契約で過去最高。暗号資産の売買代金は38%減の500億ドルで、内訳はアプリが48%減の210億ドル、傘下の取引所 Bitstamp が28%減の290億ドルだった。

1契約あたり約1セントの商売

Robinhood は事象契約を、0.01ドル刻みで最大1ドルまでの値で売買され、決着すると1ドルになる契約と定義している。売上1億7,300万ドルを164億契約で割ると、1契約あたりおよそ1セント強になる。1件ごとの取り分は小さく、数を積み上げて稼ぐ構造だ。

この四半期には、米トレーディング会社 Susquehanna International Group との合弁会社 Rothera も、最初の完全な四半期で年換算1億ドル超の売上に届いた。発表文によると Rothera では発足以来64億契約超が売買されている。Robinhood は9月の自社イベントで、予測市場の画面に企業決算の結果を対象にした契約を加えると発表しており、対象となる「出来事」の範囲は広がり続けている。

伸びと同じ場所にあるリスク

発表文の将来予想に関する注意書きは、事象契約について踏み込んだ書き方をしている。規制当局の執行や訴訟、連邦法や州法の変更によって、事象契約の提供を続けられなくなる可能性があること、そして実際の、あるいは示唆された州の執行措置を理由に、新しい事象契約の提供を見送ったことがあることを明記している。

売上の2番目の柱が、連邦と州の線引きがまだ定まらない商品の上に立っている。暗号資産の売上が相場で上下したのと同じように、事象契約の売上は規制の判断で上下しうる。稼ぎ頭の入れ替わりは、相場の波から制度の波へ、さらされる先が移ったことを意味する。

次に見るもの

確認できる次の一点は、7〜9月期の四半期報告書 (Form 10-Q) だ。発表文自身がリスクの詳細の参照先としてこの書類を挙げており、SEC の開示システム EDGAR に提出される。事象契約の売上が州の執行措置でどこまで左右されうるか、Rothera の持ち分と会計の扱いがどう書かれるかを確かめたい。暗号資産の売上が10〜12月期に戻るかどうかは、次の決算発表まで待つことになる。

ことば

  • 事象契約 (イベント契約) — 選挙や経済指標、スポーツの結果など、ある出来事が起きるかどうかに対して売買する契約。当たれば1ドル、外れれば0ドルで決着し、その間の価格が市場の見立てを表す。米国では CFTC が監督する取引所で扱われる。
  • Bitstamp — Robinhood 傘下の暗号資産取引所。機関投資家向けの取引も扱い、7〜9月期は Robinhood の暗号資産の売買代金500億ドルのうち290億ドルとアプリを上回った。

🔗 一次ソース

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