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📡 Signal|Ondo、7 本のポートフォリオ・トークンを Solana で公開
Ondo が 1 本で配分済みの米国株・ETF を持てるポートフォリオ・トークン 7 本を Solana に展開。先行 2 チェーンの TVL は 4,500 万ドル超。

Ondo Finance は 10 月 29 日、ポートフォリオを 1 本のトークンにまとめた商品群「Ondo Intelligent Portfolios」を Solana で公開した。7 本のうち 3 本は、BlackRock が Ondo のために作ったポートフォリオ戦略にもとづく。
9 月に Ethereum と BNB Chain で始めた商品の、3 本目のチェーンへの展開だ。Ondo によれば、先行した 2 チェーンでは取引開始から数週間で預かり資産(TVL)が 4,500 万ドルを超えた。器の作り手が、戦略の設計図を持ったまま発行先のチェーンを増やしている。
9 月の公開時には、BlackRock の戦略にもとづく 3 本を先に取り上げた。そのとき公表されていなかった点のうち、発行チェーンの一つがここで埋まった。
7 本の顔ぶれ
Ondo の公式ブログが示した 7 本は、収益型・成長型・テーマ型の 3 つに分かれる。
- 収益型: BLKHIon(BlackRock の戦略)、YLD5on、YLD8on
- 成長型: BLKGRWon、BLKDIGon(いずれも BlackRock の戦略)
- テーマ型: MAG7Xon(米大型テック 7 社と暗号資産)、BRAINon(AI 関連の主要企業)
BlackRock の名前がつかない 4 本は、Ondo が自ら配分を設計したものだ。中身はいずれも Ondo Stocks と呼ぶトークン化された米国株と ETF で、配分・リバランス・手数料の計算はスマートコントラクトに書き込まれ、決めた規則と日程で組み替えられる。
買えるのは米国外の適格投資家に限られ、ここは 9 月から変わらない。米国株を包んだ器が、米国の住人には届かない配置のままだ。
Solana に積み上がっていた土台
Ondo はこれまでに、トークン化した米国株と ETF(Ondo Stocks)を個別銘柄として Solana に持ち込んでいた。今回のポートフォリオは、その個別銘柄を決めた配分で束ねて 1 本にしたものになる。Ondo 自身も、ブログの結びでこれを個別銘柄の次の段階と位置づけている。
同じ日、Solana の公式アカウントは、Solana 上の実物資産(RWA)の総額が 50 億ドルを超えて過去最高になったと投稿した。集計の出どころは投稿に書かれていない。
発行チェーンの順番には意味がある。Ondo は Ethereum と BNB Chain で先に出し、数字を作ってから Solana に広げた。トークン化資産の器を出す側にとって、チェーンは独占の対象ではなく、売り場を増やすための棚になっている。Solana にとっては、個別銘柄の棚にパッケージ商品が加わった形だ。
まだ数字になっていないもの
公式ブログは、手数料と最低投資額を今回も書いていない。保有銘柄・比率・リバランスの履歴がチェーン上で見えることは強調されているが、その仕組みにいくら払うのかが分からなければ、既存の ETF と比べることはできない。
4,500 万ドルという TVL も、Ondo が「チェーン上のポートフォリオ商品として最大」と書いた数字で、比較の範囲は示されていない。Solana 版がどれだけの資金を集めるかは、これから Solana のチェーン上に記録されていく。
次に見るもの
確認先は Ondo Intelligent Portfolios の公式ページだ。Solana 版の各トークンの TVL が、Ethereum・BNB Chain 版と並んで表示されるかどうかで、展開の手応えが見える。Ondo は追加のポートフォリオも計画していると書いており、次に BlackRock 以外の運用会社の戦略が加わるかどうかが、この器の広がりを測る目安になる。
ことば
- トークン化株式 — 証券会社などが保管する実際の株式や ETF を裏づけに、ブロックチェーン上で発行したトークン。Ondo は Ondo Stocks の名で扱い、今回のポートフォリオの中身もこれでできている。
- TVL(預かり資産) — ある商品やアプリに預けられている資産の総額。暗号資産の世界で規模を比べる代表的な物差しで、Ondo は先行 2 チェーンで 4,500 万ドル超としている。
- RWA(実物資産) — 国債、株式、不動産など、ブロックチェーンの外にある資産をトークンにしたもの。Solana は自らのチェーン上の総額が 50 億ドルを超えたとしている。
🔗 一次ソース

