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SNAPSHOT 2026-10-24 12:03 JST

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📡 Signal|Solana の Alpenglow が稼働、確定時間は 12.8 秒から 150 ミリ秒に

Anza が Solana の新コンセンサス Alpenglow のメインネット稼働を発表。ファイナリティは約 12.8 秒から約 150 ミリ秒に短縮し、2020年から使ってきた TowerBFT が退いた。150 ミリ秒はシミュレーションの中央値で、実測はこれから。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Solana の Alpenglow が稼働、確定時間は 12.8 秒から 150 ミリ秒に

Solana の主要クライアントを開発する Anza は10月21日、新しいコンセンサス (合意形成) の仕組み「Alpenglow (アルペングロー)」がメインネットベータで稼働したと発表した。取引が覆らなくなるまでの時間、ファイナリティは約 12.8 秒から約 150 ミリ秒に縮んだという。比べると約 85 分の 1 だ。

Solana が2020年3月の立ち上げから使ってきた合意の仕組み TowerBFT は、これで退いた。決済や取引の用途で「送った取引がいつ確定したと言えるか」は、使い勝手とリスク管理の両方を決める。主要なチェーンの中で、確定の速さの基準が 1 つ書き換わった。

この稼働は速報で報道をもとに伝えた。ここでは発表元の告知と、仕組みの中身を確かめる。

10月21日に起きたこと

Anza は日本時間10月21日 22 時 54 分 (協定世界時 13 時 54 分)、公式 X で Alpenglow がメインネットベータで動き始めたと告知した。「ファイナリティは 12.8 秒から 150 ミリ秒に短縮」と書いている。5 分後には Solana の公式アカウントも稼働を伝え、Solana の歴史で最大のコンセンサスの更新だとした。

The Block の報道によると、切り替えはスロット 459,653,000 で行われた。

注意点が 1 つある。150 ミリ秒は Anza 自身の数字だ。Anza の設計解説は、この値を現在のメインネットのステーク分布にもとづくシミュレーションの中央値として示しており、計算処理の時間を含まない。切り替え後に第三者が実測した値は、まだ公表されていない。

2 本の投票の道を並べて走らせる

Alpenglow の中心は「Votor」と呼ぶ投票の仕組みだ。Anza の設計解説によると、ステークの 80% が参加すれば 1 回の投票でブロックを確定させる速い道と、60% が応答すれば 2 回の投票で確定させる遅い道を、同時に走らせる。先に終わった方で確定する。従来の TowerBFT と、時間の経過を記録する Proof of History は、どちらも役目を終える。

ブロックのデータを配る仕組みも「Rotor」に置き換える計画だ。各ノードがステークに比例して帯域を出し合い、中継を 1 段にまとめて経由する回数を減らす。The Block によると、Rotor は今回の稼働には含まれず、公開の時期は決まっていない。

耐障害性は「20+20」と説明されている。悪意のあるステークが 20% まで、それとは別に応答しないステークが 20% までなら、ネットワークは動き続けるという。

主要チェーンの中での位置

確定の速さは、チェーンによって考え方が違う。Ethereum は 12 秒のスロットを 32 個まとめたエポックを単位に確定を判断するので、確定までに分単位の時間がかかる。Bitcoin には確定の宣言がなく、ブロックが積み重なるほど覆りにくくなる確率的な仕組みだ。

Solana の 150 ミリ秒は、こうした中で桁の違う数字になる。取引所やカストディ (資産の預かり) の事業者は、入金を「確定」と扱うまでに待つ時間を、チェーンごとに決めている。Anza の数字どおりに確定が安定すれば、その待ち時間を見直す余地が生まれる。逆に、実際の確定が負荷の高い時間帯にどこまで延びるかは、設計上の中央値からは分からない。速さの主張が運用の数字として通るかは、これからの実測にかかっている。

次に見るもの

確認先は、Anza の公式 X と Anza のブログで、切り替え後のメインネットで実測したファイナリティの値が出るかを見る。Rotor の公開時期が示されるかも、同じ場所で追える。もう 1 つは、主要な取引所が Solana の入金に必要な確認回数や待ち時間を変えるかどうかで、各社の入金の案内ページが変わった時点で、150 ミリ秒が運用に入ったと言える。

ことば

  • ファイナリティ — ブロックチェーン上の取引が、あとから覆らない状態になること。そこまでの時間が短いほど、送金や決済を早く「完了」と扱える。
  • TowerBFT — Solana が2020年の立ち上げから使ってきた合意の仕組み。Proof of History の時刻記録と組み合わせ、確定まで約 12.8 秒かかっていた。
  • ステーク — バリデーター (検証者) に預けられた SOL の量。Solana の投票はステークの重みで数え、Alpenglow では 80% または 60% が確定の基準になる。

🔗 一次ソース

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