12 Indicators: Morning
🔬 11月5日朝のマーケット|12指標
WTI原油の連動先物は$88.497(-8.63%)と1朝で8ドルあまり下げ、10月4日以降の朝で最も安い。同じ24時間に、BTCは8万ドル台へ戻り、金も4,000ドルの上へ戻った。

WTI原油の連動先物は$88.497(-8.63%)と1朝で8.242ドル下げ、10月4日以降の朝で最も安い。
BTCは$80,106.5(+2.66%)と10月29日の朝以来の8万ドル台に戻り、金も$4,062.6(+3.36%)で4,000ドルの上へ戻った。
S&P 500連動先物は+1.59%上げたが、米テック100は+0.64%にとどまり、半導体の連動先物は軒並み下げた。
今朝の主題は、原油が1朝で8ドルあまり下げ、12指標のほかの資産がほぼそろって上げたことだ。
この24時間は、日本時間の水曜06時35分から木曜06時35分まで。米中間選挙の投票日(11月3日)の翌日にあたる、水曜の米国の取引を丸ごと含む。昨日この欄は、WTIが100ドルの上へ戻るか、10月16日の朝の$96.022を割るかを挙げた。答えは割った側で、しかも8ドル台の下げだった。BTCの$79,521(10月30日の朝)、Coinbaseの150ドル、S&P 500の7,581.6、米テック100の28,398は、4つとも上へ抜けた。届かなかったのはUSD/JPYの158.46円と、米10年金利の5%である。米10年は5%へ向かうどころか、5bp下がった。
【朝の12指標】
基準は2026年11月5日06:35 JST。1〜7・9・10・12はHyperliquidの先物(perp)の取得時点の価格で、括弧内は水曜の朝から木曜の朝までの24時間比(前日終値比ではない)。Coinbase・株価指数・ユーロ・金・原油は、原資産に連動する先物の値である。8のUSD/JPYは欧州中央銀行(ECB)の参照レートから算出した11月4日の値、11の米10年金利は米財務省が11月4日分として公表した利回りで、括弧内はどちらも前営業日(11月3日)の公表値との比較。
1|BTC
$80,106.5(+2.66%)
昨日の朝の$77,946から2,160ドル上げた。8万ドルの上は10月29日の朝($81,161)以来で、10月30日の朝の$79,521も上回った。
2|ETH
$2,419.9(+5.26%)
上げ率はBTCのほぼ2倍で、12指標の暗号資産の中で最も強い。昨日の朝の$2,298.01から121.89ドル上げ、10月22日の朝の$2,501.1以来の高さに来た。
3|Coinbase(COIN 連動先物)
$151.88(+3.22%)
米国の暗号資産取引所Coinbase Globalの株価に連動する先物の値。150ドルの上へ戻り、10月30日の朝の$156.81以来の高さである。上げ率はBTCの1.2倍で、昨日の5倍から振れ幅が一気に小さくなった。
4|S&P 500 連動先物
7,701.0(+1.59%)
昨日の朝の7,579.4から121.6上げ、2朝続いた安値圏を抜けた。10月29日の朝の7,718.7以来の高さで、そこまでは17.7ある。
5|米テック100 連動先物
28,502(+0.64%)
上げ率はS&P 500の4割ほど。10月31日の朝の28,398は上回ったが、11月2日の朝の28,507には5届かなかった。10月30日の朝の29,013までは511ある。
6|日経225 連動先物
63,099(-0.06%)
昨日の朝の63,154から55下げ、米国の株価指数の連動先物が上げた24時間にほとんど動かなかった。この値を受けるのは今日5日の東京の取引である。
7|EUR/USD
1.1233(+0.34%)
昨日の朝の1.1194から0.0039上げ、10月22日の朝の1.1236以来のユーロ高・ドル安である。ドルはこの24時間、ユーロに対して売られた。
8|USD/JPY
158.25円(-0.02%・11月4日・ECB 参照レートから算出)
11月3日の158.29円から0.04円の円高で、10月14日の158.46円は超えなかった。ECBの値は11月4日の中央ヨーロッパ時間16時(米東部時間10時)の値で、その後の米国の取引の大半を含まない。次の値は今日11月5日の中央ヨーロッパ時間16時(日本時間6日0時)に出る。
9|金
$4,062.6(+3.36%)
昨日の朝の$3,929.4から133.2ドル上げ、4,000ドルの上へ戻った。10月29日の朝の$4,067.8以来の高さで、そこまでは5.2ドルしかない。原油が8ドルあまり下げた同じ24時間に、金は3%を超えて上げた。
10|WTI 原油
$88.497(-8.63%)
昨日の朝の$96.739から8.242ドル下げ、12指標で最も大きく動いた。10月16日の朝の$96.022を割り、10月4日以降の朝で最も安い。90ドルの下に入ったのも、この期間で初めてである。12の外のブレント原油連動先物は$95.089(-9.01%)と100ドルの下へ入り、ブレントとWTIの差は昨日の朝の7.70ドルから6.59ドルへ縮んだ。
11|米10年金利
4.90%(-5bp・11月4日)
11月3日分の4.95%から5bp下がり、10月4日以降の朝に記録した値の中で最も低い。昨日の4bpの上げを、1日で上回って打ち消した。原油と一緒に、金利も下がった。
12|BTC ボラティリティ(BVIV)
39.83(-3.41%)
BTCのオプション価格から算出される、先行きの変動率の指数(BVIV)に連動する先物の値。40の下は10月29日の朝(39.683)以来で、40の上は6朝で途切れた。BTCが8万ドルを取り戻した朝に、変動への備えはようやく緩んだ。
【主要アルトコイン20】
20銘柄中 18上昇・2下落・0横ばい|中央値 +1.87%|BTC より強い 3銘柄・ETH より強い 1銘柄
1.BNB $716.25(+2.10%)
2.XRP $1.30(+1.27%)
3.SOL $94.57(+0.72%)
4.TRX $0.3200(-0.92%)
5.ZEC $1,289(+4.17%)
6.HYPE $82.74(-3.96%)
7.DOGE $0.0766(+1.25%)
8.XMR $639.02(+0.88%)
9.LINK $11.40(+1.99%)
10.ADA $0.1963(+2.49%)
11.XLM $0.1664(+1.15%)
12.NEAR $4.02(+3.13%)
13.BCH $281.83(+2.14%)
14.LTC $55.96(+2.13%)
15.CC $0.0980(+0.57%)
16.UNI $7.58(+5.34%)
17.AVAX $8.72(+2.17%)
18.SUI $0.9190(+1.75%)
19.GRAM $1.18(+0.29%)
20.HBAR $0.0719(+2.59%)
18銘柄が上げ、中央値の+1.87%は昨日の+1.36%より大きい。それでもBTCより強かったのはUNI(+5.34%)、ZEC(+4.17%)、NEAR(+3.13%)の3銘柄だけで、ETHを上回ったのはUNIひとつだった。下げたのはHYPE(-3.96%)とTRX(-0.92%)。今朝の暗号資産の上げは、20銘柄に広く行き渡りながら、先頭はETHとBTCが取った。
🛰️ 補助シグナル
12指標本体の置き換えではなく、補助として2枠を置く。個別株の値はHyperliquidの連動先物の24時間比(日本時間11月5日06時43分ごろの取得)で、前営業日の終値ではない。
Private Markets・RWA:Blackstone 連動先物 +6.64%、Robinhood 連動先物 +1.62%。未公開市場の運用会社であるBlackstoneは、昨日の-1.73%から向きを変え、12指標のCoinbase(+3.22%)の2倍を超えて上げた。動きの小さい日が続いたこのレーンで、今朝は大きく動いた。
AI Capital Cycle:取得した15銘柄のうち、上げたのは5銘柄。Micron(-8.40%)、Marvell(-7.68%)、AMD(-6.97%)、Applied Materials(-4.39%)、NVIDIA(-4.34%)、TSMC(-3.79%)と、半導体と製造装置の銘柄がそろって下げた。上げたのはMicrosoft(+7.24%)、Amazon(+6.14%)、Alphabet(+3.74%)、Meta(+1.86%)など、AIのデータセンターに投資する側の銘柄である。昨日+12.27%の戻りで先頭にいたAMDは、今朝は-6.97%と逆の側に回った。米テック100の上げがS&P 500の4割にとどまったのは、この半導体の下げと重なる。
【12指標の読み方】
第一に、原油だけが大きく下げ、ほかはほぼそろって上げた。
WTIは-8.63%、ブレントは-9.01%。その24時間に、BTC・ETH・Coinbase・S&P 500・米テック100・金・ユーロが上げた。12指標で下げたのは原油のほか、ほとんど動かなかった日経225とUSD/JPY、それに米10年金利とBVIVである。金利の低下と変動への備えの緩みは、株や暗号資産の上げと同じ側の動きだ。原油の急落は、今朝の市場ではほかの資産への追い風として受け取られた。
第二に、金利と金とドルが、同じ方向を指した。
米10年金利は4.90%へ5bp下がり、10月4日以降の記録で最も低い。ユーロは10月22日以来の高さに来てドルが売られ、金は3%を超えて上げた。原油が下がれば物価の心配は和らぐ。それでも金が上げたのは、金利の低下とドル安がそろった朝だったからだ。
第三に、株価指数の中身は昨日と逆になった。
昨日は半導体の連動先物が戻りの先頭に並んだが、今朝は半導体が下げ、MicrosoftやAmazonなど投資する側が上げた。米テック100の+0.64%に対し、S&P 500は+1.59%と2倍を超えた。指数を引っ張る銘柄が、1日で入れ替わった。
第四に、暗号資産は戻りから一段上へ進んだ。
BTCは昨日の下げを埋めた水準からさらに2,160ドル上げて8万ドル台に乗り、ETHは+5.26%で先頭に立った。BVIVは40を割り、オプション市場の変動への備えも緩んだ。昨日まで暗号資産の振れを何倍にも増幅していたCoinbaseは、今朝はBTCの1.2倍の上げにとどまった。
【先行指標 Watch】
① WTI $88.497。90ドルの上へ戻るか、さらに下げるか。12の外のブレントは$95.089で、100ドルの上へ戻るか。
② BTC $80,106.5。10月29日の朝の$81,161を上回るか、8万ドルを割るか。
③ ETH $2,419.9。10月22日の朝の$2,501.1、2,500ドルの上へ進むか。
④ 金 $4,062.6。10月29日の朝の$4,067.8を上回るか、4,000ドルの上を保つか。
⑤ 米テック100 連動先物 28,502。11月2日の朝の28,507を上回るか。半導体の連動先物が下げ止まるかと合わせて見る。
⑥ 米10年 4.90%(11月4日)。11月5日分(日本時間6日の朝に公表)で、さらに下がるか。
⑦ BVIV 39.83。40の下を保つか。
今日の結論
WTIは1朝で8.242ドル下げて10月4日以降の朝で最も安くなり、ブレントも100ドルの下へ入った。その24時間に、BTCは8万ドル台、金は4,000ドルの上、S&P 500連動先物は10月29日以来の高さへ戻り、米10年金利は5bp下がった。原油が大きく下げ、12指標のほかの資産がほぼそろって上げた朝である。
株の中では、半導体が下げてMicrosoftやAmazonが上げ、昨日とは逆の並びになった。次の確認点は2つある。日本時間6日0時にECBの11月5日分の参照レート、日本時間6日の朝に米財務省の11月5日分の利回りが出る。東京は今日5日、日経225が連動先物の63,099を受ける。
🔗 一次ソース
- Hyperliquid(先物 perp の価格)app.hyperliquid.xyz
- 米財務省「Daily Treasury Par Yield Curve Rates」(11月4日 10年4.90%)home.treasury.gov
ECB 参照レート(USD/JPY は EUR/JPY÷EUR/USD で算出・11月4日 158.25円)European Central Bank
本稿は市場環境の解説であり、投資推奨ではない。数値は更新時刻・データ元により差が出る。
🔗 この記事 https://livemakers.com/ja/articles/mkt12-morning-20261105-354b3988
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