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SNAPSHOT 2026-11-04 23:03 JST

Signal

📡 Signal|24時間・オンチェーン市場の LO:TECH、シリーズAで1,200万ドル

資金調達

ロンドンの LO:TECH が MMC 主導のシリーズAで1,200万ドルを調達した。伝統資産・暗号資産・予測市場に値付けと執行を提供し、資金は米国とシンガポールへの進出に使う。

LiveMakers 編集デスク

📡 Signal|24時間・オンチェーン市場の LO:TECH、シリーズAで1,200万ドル

ロンドンの資本市場会社 LO:TECH は11月2日、英国のベンチャーキャピタル MMC が主導するシリーズAで1,200万ドルを調達したと発表した。既存株主の Faction と 13 Books Capital に加え、新たに Atka が参加した。評価額は開示していない。

LO:TECH「London Capital Markets Firm LO:TECH Raises $12M Series A, Led by MMC」(2026年11月2日) — 調達額・参加投資家・顧客数・資金使途・免許の方針・RWA.xyz の集計lo.tech

LO:TECH は自らを「24時間・オンチェーンの市場のために作った」会社と呼ぶ。株式のトークン化や予測市場で取引の時間と場所が広がると、まず要るのは、夜も週末も値段を付けて売り買いの相手になる担い手だ。資金はその担い手の米国とアジアへの進出に向かう。

何をしている会社か

発表文によると、LO:TECH は自己勘定の流動性の提供と、顧客向けのサービスの両方を、伝統的な資産・デジタル資産・予測市場にまたがって手がける。顧客の機関は50社を超え、指定マーケットメイク (取引所などから依頼を受けて売りと買いの気配を出し続ける業務)・マーケットデータ・執行サービスを使っている。執行サービスは発表と同じ日に始めた。

CoinDesk によると、同社はすでに Hyperliquid・Binance・Bybit・OKX で値付けをしている。会社のニュース欄では、7月に予測市場 Kalshi のデータの公認の配信会社になったこと、10月末に AI の計算資源の参照価格の配信を始めたことも告知している。株式や国債だけでなく、イベントの確率や計算資源にまで「いくらか」を付ける仕事を広げている。

資金の使い道と免許

資金は、ニューヨークとシンガポールを含む米国・アジア太平洋への進出と、執行サービスの拡大に使う。進出先では規制を受ける立場になる計画で、米国の免許は検討中だとしている。CoinDesk には、規制当局への申請は別に準備しており、承認の前に規制対象のサービスは提供しないと説明した。11月2日に始めた分は「既存の業務の範囲内」だという。

MMC のパートナー、オリー・リチャーズ氏は、同社が暗号資産の厳しい相場のなかで過去1年に3桁の売上成長を達成したと述べた。最高経営責任者 (CEO) のティム・メッグス氏は「トークン化された株式とオンチェーンの現実資産が、市場の向かう先だ」と話している。

24時間の市場の値付け役

発表文は、2026年6月までの1年でビットコインが高値から安値までで約6万2000ドル下げ、暗号資産の時価総額が約50%減ったと書く。ほぼ同じ期間に、公開ブロックチェーン上のトークン化された現実資産は、RWA.xyz の集計で約206億ドルから380億ドルへほぼ倍になった。トークン化株式だけでも、3月の約9億6000万ドルから9月下旬には32億ドルに増えたという。

価格が下げる局面でも、トークン化資産の量は増えた。その量が売買されるには、取引所が開いていない時間に値段を出す相手が要る。米国では CFTC が個別株の永久先物を登録取引所で解禁し、Bullish はトークン化株の対応チェーンを広げると発表した。株式が24時間動く仕組みは、取引所と規制の側から先に整いつつある。LO:TECH への出資は、その仕組みの上で実際に値段を出す側に、ベンチャーの資金が入り始めたことを示す。

次に見るもの

確認先は LO:TECH のニュース欄で、米国とシンガポールでどの免許を申請し、いつ取得するかの公表を見る。もう1つは RWA.xyz のトークン化株式の残高で、9月下旬の32億ドルが年末にどこまで伸びるかが、こうした値付け役の需要の大きさを測る目安になる。

ことば

  • シリーズA — 創業期の資金調達のあと、事業を広げる段階で外部の投資家から受け入れる最初の本格的な出資。今回は MMC が条件を決める主導役を務めた。
  • マーケットメイク — 売りと買いの値段を同時に出し続け、取引の相手になる業務。気配が途切れないことで、ほかの参加者がいつでも売り買いできる。24時間の市場では夜間と週末の担い手が欠かせない。
  • トークン化株式 — 株式や株価に連動する権利を、ブロックチェーン上のトークンとして発行したもの。取引所の営業時間に縛られずに移転や売買ができるため、24時間の取引の器として広がっている。

🔗 一次ソース

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