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📡 Signal|ロシア中銀、個人の暗号資産購入を年30万ルーブルまで BTC・ETH・USDT
ロシア中銀が個人の暗号資産購入の規則を公表。1ブローカーで年30万ルーブルまで、銘柄は BTC・ETH・USDT の3つ、11月17日に発効する。

ロシア中央銀行は、一般の個人投資家が暗号資産を買える銘柄と年間の上限を定めた指示 (Указание) 第7441-У号を、11月6日に正式に公表した。上限は1つの証券会社 (ブローカー) を通じた購入で暦年30万ルーブル、対象はビットコインとイーサに、外国のデジタル金融商品として USDT を加えた3つだ。指示は公表から10日が過ぎた11月17日に効力を持つ。
ロシア中央銀行「暗号資産市場の立ち上げ」(指示第7441-У号の登録第88991号・11月6日公表、知識テストの FAQ)cbr.ru
モスクワ取引所が12月1日から現物の取引を始める計画は、11月2日の Signal で伝えた。そのとき「まだ公表されていない」と書いた最終的な銘柄の一覧と、個人が買える額の上限が、中央銀行の規則として確定した。初期報は11月7日の速報。
指示の4つの数字
指示の本文 (9月11日付・ナビウリナ総裁の署名) は、次の点を定める。
- 適格投資家でない国内の居住者が、ブローカーを通じて1暦年に買える暗号資産の合計は30万ルーブルまで
- 合計は、そのブローカーを通じて1年に買った額をルーブルで足し上げて数える
- 取引所が一般の取引に出してよい銘柄は、ビットコイン (BTC) とイーサ (ETH)。USDT は「外国のデジタル金融商品」として同じ一覧に入る
- 公表から10日を過ぎると効力を持つ
中央銀行の「暗号資産市場の立ち上げ」のページでは、この指示は10月30日に法務省で第88991号として登録され、11月6日に公表された。署名から登録まで約7週間かかった。
上限は「ブローカーごと」に数える形だ。指示の文言は、1つのブローカーを通じた購入の合計を数えると書いており、複数のブローカーを使えば合計で30万ルーブルを超えて買える余地が残る。
3銘柄に絞った理由は数字の基準にある
8月に成立した「デジタル通貨とデジタル権利について」の法律は、一般の投資家が取引できる銘柄に、過去2年の平均の時価総額と1日の売買代金の高い基準を置いた。今回の指示は、その時価総額と売買代金を、海外の取引所のデータで測ると定めた。
この基準を満たす暗号資産として名前が載ったのが BTC と ETH の2つだけで、ステーブルコインからは USDT だけが入った。ソラナや XRP は、モスクワ取引所の先物では扱われているが、一般の個人が現物で買える一覧には入っていない。
適格投資家にはこの上限はかからない。中央銀行の FAQ は、個人が暗号資産を買う条件として、事前の知識テストに合格することを挙げている。
開くのは窓口、狭いのは入口
ロシアは2027年7月から、免許のない仲介や個人間の売買を禁じる。11月17日に効く今回の指示は、その受け皿となる国内の取引所に、一般の個人を迎える入口を開けるものだ。ただし入口は狭い。1つのブローカーで年30万ルーブル、銘柄は3つ、事前にテストがある。
狭い入口は、国内に溜まっていた個人の暗号資産の売買を、国の監督が届く場所へ移すための最初の段階になる。上限がどこまで引き上げられ、一覧にどの銘柄が足されるかが、移行の速さを決める。
次に見るもの
確認先は、ロシア中央銀行の「暗号資産市場の立ち上げ」のページだ。同じ一覧で、取引所の取引規則を変える指示 (第7438-У号) などがまだ登録の審査中になっている。これらが12月1日までに登録を終えるかで、モスクワ取引所の現物の取引が予定どおり始まるかが分かる。
ことば
- 適格投資家 — 資産額や投資の経験などの要件を満たし、リスクの高い商品の取引を認められた投資家。ロシアの新しい規則では、適格投資家は銘柄と額の制限を受けない。
- 外国のデジタル金融商品 — ロシアの法律で、外国で発行されたデジタルの金融商品を指す区分。中央銀行は USDT をこの区分として扱い、ビットコインやイーサとは別の枠で一覧に加えた。
🔗 一次ソース