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SNAPSHOT 2026-10-24 18:03 JST

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📡 Signal|Franklin Templeton の XRPL 版 MMF、1.5 億ドルの申込で約 4 倍に

Franklin Templeton のトークン化 MMF sgBENJI が XRPL で 7,500 万ドルの申込 2 件分発行され、口数は約 4 倍・全量が 1 つのウォレットに。

LiveMakers Editorial Desk

📡 Signal|Franklin Templeton の XRPL 版 MMF、1.5 億ドルの申込で約 4 倍に

Franklin Templeton がシンガポール籍で運用するトークン化 MMF「Franklin OnChain U.S. Dollar Short-Term Money Market Fund」の持ち分トークン sgBENJI が、10月22日に XRP Ledger (XRPL) で 2 回に分けて計約 1 億 4437 万口発行された。編集部で台帳を確かめると、XRPL 上の sgBENJI は約 4,833 万口から約 1 億 9270 万口へ約 4 倍になり、そのすべてが 1 つのウォレットにある。

記録された 1 口 1.039 ドルで換算すると、XRPL 上の残高は約 2 億ドル。トークン化した MMF の残高が、小口の積み上げではなく、1 つの口座へのまとまった申込で一気に動いた。

台帳に残った申込から発行までの手順

XRPL では、申込の受付から持ち分の引き渡しまでが、発行体の口座の取引として順に残っている。

  • 10月21日 16時38分 (日本時間・以下同じ): 発行体の口座が「SUBSCRIPTION_CASH Receipt - SGBENJI」という名の受領記録トークンを作った。中身に書かれた申込額は 75,000,000.00 ドルで、申込元は後に sgBENJI を受け取るウォレットだ。同じ形の受領記録が 2 件、このウォレットへ送られている
  • 10月22日 11時58分と 13時13分: 発行体がこのウォレットへ sgBENJI を 7218 万 4793 口ずつ送った。取引のメモには基準価額 1.0390 ドルが記されている
  • 引き渡しの前後に、発行体は 2 件の受領記録をウォレットから回収 (クローバック) した

7218 万 4793 口に 1.039 ドルを掛けると、約 7,500 万ドルになる (編集部の計算)。現金の申込 2 件が、その日の基準価額で口数に換わり、台帳の上で受付の記録と入れ替わったことになる。CoinDesk も、7,500 万ドルずつの受領記録が 2 件あったと報じている。

ウォレット自体は 8 月 31 日に作られ、9 月 10 日に約 4,833 万口を受け取っていた。今回の 2 件でその約 3 倍が加わった。

誰の資金かは、台帳からは分からない

台帳から読めるのは、ウォレットの管理の形までだ。このウォレットは単独の鍵では動かせず、登録された 8 つの署名者のうち 2 つがそろって初めて取引を出せる (マルチシグ)。CoinDesk によると、発行体の口座にも同じ 8 つの署名者が登録されている。

sgBENJI そのものの設定も、発行体の管理の強さを示している。台帳に記録された発行の設定では、保有に発行体の承認が要り、発行体は残高の凍結と回収ができる。ファンドの書類は、台帳上のウォレットと実際の投資家を結びつける名簿があると説明している (CoinDesk の報道)。

そのため、このウォレットが 1 人の投資家のものか、証券会社や保管会社が多くの顧客の分をまとめて持つ口座かは、台帳だけでは決まらない。CoinDesk は Franklin Templeton にこの点を問い合わせたが、土曜のアジアの朝の時点で回答はなかった。

XRPL のトークン化資産で 2 番目の規模に

CoinDesk が引く集計サイト RWA.xyz によると、XRPL 上のトークン化資産では、Ripple のドル建てステーブルコイン RLUSD (約 9 億 3000 万ドル) に次ぐ 2 位になった。3 位は Ondo (約 1 億 8500 万ドル) だ。

XRPL での発行は、2025 年 9 月 18 日に DBS 銀行・Franklin Templeton・Ripple が結んだ覚書に沿う。DBS の発表では、DBS のデジタル資産取引所で sgBENJI と RLUSD を並べて上場し、適格な顧客が RLUSD と sgBENJI を交換できるようにする。sgBENJI を担保に資金を借りる仕組みは、次の段階として検討するとしていた。

トークン化 MMF の発行先は Ethereum をはじめ複数のチェーンに分かれていて、このファンド自身も Stellar と XRPL の 2 つを使う。ステーブルコインで持っていた資金を、利回りの付く MMF の持ち分に同じチェーンの上で換える。今回の残高の増え方は、その使い方が実際の申込として出てきたことを示している。

次に見るもの

確認先は XRPScan のこのウォレットのページだ。sgBENJI が別のアドレスへ移り始めれば、まとめて持っていた分を個々の投資家や保管先に配る口座だったと分かる。移らなければ、1 つの大口の保有として残る。

もう 1 つは DBS のニュースルームで、DBS のデジタル資産取引所での sgBENJI の扱いや、担保として使う仕組みの開始が告知されるかどうかだ。Franklin Templeton が CoinDesk の問い合わせに答えれば、申込の主の姿もそこで見える。

ことば

  • MMF (マネー・マーケット・ファンド) — 短期の国債やコマーシャル・ペーパー、銀行預金で運用する投資信託。sgBENJI では収益が基準価額に積み上がり、今回の申込時点で 1 口 1.039 ドルだった。
  • マルチシグ — 複数の鍵のうち決まった数の署名がそろわないと取引を出せない管理の形。今回のウォレットは 8 つのうち 2 つの署名で動く。
  • クローバック — 発行体が保有者の残高を回収できる機能。sgBENJI では、申込の受領記録を引き渡しに合わせて回収するのにも使われた。

🔗 一次ソース

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