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📡 Signal|OKX 創業者、MEXC からの直接の送金を控えるよう要請
OKX の Star Xu 氏は MEXC 由来の入金の凍結を訴える利用者に答え、当面 MEXC から OKX へ直接送金しないよう求めた。

暗号資産取引所 OKX の創業者 Star Xu 氏は11月8日 (日本時間)、自身の X アカウントで利用者に「当面、MEXC から OKX へ直接資金を移さないでほしい」と呼びかけた。MEXC の口座から送った USDT の入金が、「高リスクの可能性があるアドレス」からの資金として OKX に凍結されたと訴える利用者の投稿に答えたものだ。
米財務省の金融犯罪取締ネットワーク (FinCEN) は11月6日、MEXC を「主要なマネーロンダリング懸念」がある国外の金融機関と認定し、米国の金融機関に MEXC との送金を禁じる命令を出した (11月8日の Signal)。命令が効力を持つのは連邦官報への掲載から30日後だが、取引所どうしの送金の現場では、その前から MEXC 由来の資金の扱いが変わり始めている。初期報は同じ日の速報で伝えた。
投稿が言ったこと
Star Xu 氏は中国語で、まず不便をかけたことをわび、相手が「今回の件に巻き込まれた無実の利用者かもしれない」と理解を示した。そのうえで、MEXC から OKX へ直接資金を移すことを当面避けるよう、利用者全体に求めた。
確認できた投稿の範囲では、凍結した資金をいつ、どの手続きで戻すのか、どの基準で MEXC 由来の入金を止めているのかは書かれていない。OKX が FinCEN の命令を理由に挙げているかどうかも、投稿の文面からは読み取れない。
命令の効力の前に動くリスク管理
FinCEN の命令が義務を課すのは米国の金融機関で、暗号資産の取引所や送金業者も含まれる。一方で、命令は MEXC から出た資金を受け取ってしまった場合の扱いに、金融機関の裁量を残している。暗号資産の送金は、受け手の側で届く前に拒む手立てがほとんどないからだ。
利用者の訴えと Star Xu 氏の答えから見えるのは、命令の効力の発生を待たずに、取引所が自社のリスク管理で MEXC からの入金を止め始めた構図だ。高リスクと判定されたアドレスからの入金を凍結すれば、利用者が自分の口座間で動かしただけの資金も止まる。MEXC から資金を移したい利用者にとって、出口は狭まっていく。
次に見るもの
確認先は、連邦官報への FinCEN の命令の掲載日だ。そこから30日の数え方が決まり、米国の取引所や送金業者が MEXC との送金を止める期限が確定する。もう一つは、OKX の公式のサポートページと告知で、凍結された入金の返金や確認の手続きが示されるかを見る。
ことば
- FinCEN (金融犯罪取締ネットワーク) — 米財務省の部局で、資金洗浄やテロ資金の対策を担う。銀行や送金業者、暗号資産の取引所に、疑わしい取引の報告や取引の制限を求める権限を持つ。
- 高リスクのアドレス — 取引所が、制裁対象や不正な資金との関係が疑われると判定したブロックチェーン上の送金元。判定にかかった入金は、確認が終わるまで凍結されることがある。
🔗 一次ソース
