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📡 Signal|Core Scientific、年内にビットコイン採掘から撤退へ
Core Scientific は採掘を10〜12月期に終え、2027年をコロケーション専業で迎える見通しを示した。売上の92%はすでに貸し出し。

米国のデータセンター事業者 Core Scientific は11月5日の7〜9月期の決算説明会で、ビットコインの採掘を10〜12月期のうちに終える見通しを示した。Jim Nygaard 最高財務責任者 (CFO) は「2027年を高密度のコロケーション専業の事業者として迎える」と述べた (Cointelegraph)。
Core Scientific 決算発表 (11月5日・2026年7〜9月期)Core Scientific, Inc.
上場するビットコインのマイナーが、採掘そのものを事業から外す。売上はすでに9割超がデータセンターの設備の貸し出しから来ている。同じ週には Riot Platforms もテキサスの910MW の施設を AI の研究所へ15年で貸す契約を結んだ (11月5日の Signal)。マイナーが持つ電力と土地を、AI の計算の貸し手として使う流れが、決算の数字ではっきりしてきた。
売上の92%は貸し出し
決算発表の数字は次のとおりだ (単位は百万ドル)。
| 項目 | 2026年7〜9月期 | 2026年4〜6月期 | 2025年7〜9月期 |
|---|---|---|---|
| 総売上 | 232.9 | 164.2 | 81.1 |
| コロケーション | 215.4 | 136.7 | 15.0 |
| 自社の採掘 | 12.3 | 21.5 | 57.4 |
| 調整後 EBITDA | 133.6 | 41.1 | 6.5 |
コロケーションの売上は前の四半期から60%近く増え、総売上の約92%を占めた。自社の採掘は1年前の57.4百万ドルから約8割減った。純利益は11億7,810万ドルだが、主な要因は新株予約権 (ワラント) の公正価値の変動による、現金を伴わない利益だ。
採掘の縮小は先に数字に出ていた
Nygaard 氏によると、9月末に動いていた採掘機は2025年末より50%近く少ない。決算発表の貸借対照表では、保有するデジタル資産は2025年末の2億2,200万ドルから、6月末に4,970万ドル、9月末に約269万ドルまで減った。
撤退は今回の説明会で突然出てきた話ではない。Cointelegraph によると、会社は1〜3月期に採掘関連の資産で2億6,650万ドルの減損を計上し、4〜6月期には採掘機の供給の契約を解約して4,190万ドルの損失を出した。決算発表の本文も、残る採掘の施設を「状況が許す範囲で」高密度コロケーションへ転用していると書く。
貸し出しの先と規模
9月末に課金している容量は485MW (6月末は395MW) で、年換算の平均の売上は7億ドルを超える (決算発表)。Adam Sullivan 最高経営責任者 (CEO) は、最初のコロケーション契約の引き渡しが全量に近づき、2本目の契約の建設を5つの拠点で進めていると述べた。CoinPost によると、最初の契約は CoreWeave 向けの590MW、2本目は AMD との5拠点・530MW で、2027年前半に最初の引き渡し、2028年末までに全量を予定する。
ビットコインのネットワークから見れば、上場企業の計算力が一つ抜けることになる。採掘の報酬より、同じ電力を AI の計算に貸す収入のほうが大きいと判断する企業が増えれば、ハッシュレートの担い手の顔ぶれは変わっていく。
次に見るもの
確認先は、2027年初めに出る Core Scientific の10〜12月期の決算発表と年次報告書 (10-K) だ。自社の採掘の売上がゼロになったか、残る採掘施設の転用がどこまで進んだかが、そこで数字になる。課金容量が485MW からどこまで増えたかも同じ資料に出る。
ことば
- コロケーション — データセンターの建物・電力・冷却を用意し、顧客がそこへ自社のサーバーを置いて使う貸し出しの事業。AI 向けでは、高い電力密度に耐える設備が求められる。
- ハッシュレート — ビットコインのネットワーク全体で、採掘のために1秒間に行われる計算の量。採掘機を止める企業が増えると、担い手の構成と計算の量が動く。
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