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📡 Signal|Berkshire 株が週5%高、7〜9月期の自社株買いは96億ドル
AI 関連株が売られた週に Berkshire の B 株は5.2%上げた。11月7日の決算では本業の利益が5.8%減る一方、自社株買いは1四半期で約96億ドルに膨らんだ。

Berkshire Hathaway の B 株は11月2〜6日の週に、10月30日の終値542.49ドルから570.89ドルへ5.2%上げた。同じ週にナスダック総合指数は25,437から24,579へ3.4%下げており、Cointelegraph は S&P 500 も2.7%下げたと伝えた。週明けを待たず、同社は11月7日 (土曜) に7〜9月期の決算を公表した。
AI 関連株が売られた週に、鉄道・電力・保険・製造を抱える同社の株が買われた。決算は、その買い手が見ていた中身を示している。本業の利益は前年を下回り、自社株買いは1四半期で96億ドルに膨らんだ。初期報は11月8日の速報で伝えた。
週の値動き
Nasdaq の日々の終値の表で、B 株の動きは次のとおりだ。
| 日付 | B 株の終値 | ナスダック総合指数 |
|---|---|---|
| 10月30日 | 542.49ドル | 25,437.00 |
| 11月2日 | 556.11ドル | 25,164.36 |
| 11月3日 | 557.07ドル | 25,372.01 |
| 11月4日 | 579.09ドル | 25,736.51 |
| 11月5日 | 572.33ドル | 24,315.00 |
| 11月6日 | 570.89ドル | 24,579.42 |
週の上げの大半は、11月4日の1日 (+4.0%) で出た。AI 関連株が大きく崩れた11月5日には B 株も0.3%下げたが、指数の5.5%安に比べれば小さい。中間選挙の翌日に買われ、売りの日に崩れなかった、という1週間だった。
7〜9月期の決算: 本業は減益、自社株買いは96億ドル
同社のニュースリリースによると、7〜9月期の数字は次のとおりだ。
- 株主に帰属する純利益 — 221.1億ドル (前年同期は307.96億ドル)
- 投資の損益 — 94.1億ドルの利益 (同173.1億ドル)
- 本業の利益 (営業利益) — 127.1億ドル (同134.9億ドル)
- 自社株買い — 約96億ドル (1〜9月の累計で約144億ドル)
- 保険の運用に回せる資金 (フロート) — 9月末で約1,785億ドル
本業の利益は前年同期より5.8%少ない。保険の引き受けの利益が23.7億ドルから13.5億ドルへ、保険の運用収益が31.8億ドルから27.3億ドルへ減った。一方で鉄道の BNSF は14.5億ドルから17.3億ドルへ、電力の Berkshire Hathaway Energy は14.9億ドルから16.1億ドルへ、製造・サービス・小売は36.2億ドルから40.4億ドルへ増えた。
保険の稼ぎが細り、鉄道・電力・製造が伸びた。AI の設備投資から遠い、実物の経済の事業が利益を支えている。
自社株買いの大きさ
7〜9月期の自社株買い96億ドルは、1〜6月の合計 (約48億ドル) の2倍にあたる。経営陣が自社の株を割安と判断したときに買う、という同社の方針から見れば、9月末までの株価を買い場とみていたことになる。
同社は9月18日、ウォーレン・バフェット氏が会長を退いて名誉会長になり、ハワード・バフェット氏が会長に選ばれたと発表している。トップの交代のあとの最初の四半期に、自社株買いを大きく増やした。
次に見るもの
確認先は、同社のウェブサイトに載る7〜9月期の10-Q (四半期報告書) だ。手元の現金と短期国債の残高、株式の売買の内訳、自社株買いを10月以降も続けているかが、ここに出る。週明け11月9日の B 株が、決算を受けて週の上げを保つかもあわせて見る。
ことば
- 営業利益 (operating earnings) — Berkshire が独自に示す、保有株の値上がり・値下がりなどの投資の損益を除いた本業の利益。同社は、四半期の投資の損益は「通常意味がない」としている。
- フロート — 保険会社が保険料を受け取ってから保険金を払うまでの間、手元で運用できる資金。Berkshire の投資の原資になってきた。
🔗 一次ソース